平成18年1月1日に発足いたしました「漁業協同組合JFしまね」は、県内の沿海漁協20組合が合併し、組合員数約1万2千名、販売取扱高約247億円で国内最大規模の漁協として誕生し事業展開を行ってまいりました。
4月1日には島根県漁連、島根信漁連が包括承継を行い名実ともに「漁業協同組合JFしまね」としてスタートいたしました。
「JFしまね」設立の目的は、組合員の所得向上、安全・安心・新鮮な「しまねのさかな」のご提供、地域社会への貢献であります。
組合員の所得向上のためには、共通仲買制の導入やJFしまね自らの買取販売による魚価の向上、生産資材の一括仕入による生産コストの削減などに取り組みます。安全・安心・新鮮な「しまねのさかな」のご提供には、品質管理、認証制度による魚の信頼確保と安定供給、消費者と築く「地産地消」の推進、漁民の森づくりと食育の推進を行います。
また地域社会への貢献では、漁業、漁村が持つ他面的機能の維持と増進、若い担い手が育成、地域のリーダー養成、都市の住民や他の協同組合との積極的交流を行います。
「JFしまね」の運営を活性化するため「支所運営委員会」、「地区運営委員会」を設置し、その中で組合員の意見を集約し、「JFしまね」の運営に反映させてまいります。
新しい組織「漁業協同組合JFしまね」は各事業を通じ、組合員の皆さまはもとより地域の皆さまに各種サービスをご提供してまいる所存であります。
信用事業面におきましても「JFマリンバンクしまね」として従来と変わることなく安心してご利用できるサービス体制を維持しつつ更なる健全経営を目指すべく体質・体制の強化を図ってまいります。
今後一層の皆さまからのご支援、ご協力またご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
平成18年4月 |