漁業協同組合JFしまね
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しまねの漁業

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カニかご・バイかご漁業

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操業期間 ベニズワイガニ(9月1日から翌6月30日まで)、ズワイガニ(11月23日から翌2月24日まで)、バイ(周年)


 ロープに付けたかごに餌を入れて海底に沈め、対象となるカニやバイ貝をおびきよせて中に入ったところを漁獲する。魚種によって操業海域が異なり、ベニズワイガニは水深800〜1,500m、ズワイガニとエッチュウバイは水深200〜400mの海域で操業される。ベニズワイガニは漁場が一番遠く、船も70〜150トンの1隻で10日間程度、漁場で移動と操業を行い、ズワイガニは19〜70トンの1隻で2日から4日間、バイかごは14〜29トン1隻で2日間操業する。



一本釣漁業・延縄漁業

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操業期間 周年
獲れる魚 マダイアカアマダイキダイメダイメバルサワライサキほか


 5トン前後の小型船で、沿岸の瀬や人工魚礁などの付近を主な漁場として、魚種に合わせて漁具や餌を組み合わせて釣る一般的な漁法で、延縄漁業は、釣り漁業の一種で、幹縄に500本近くの針がついた枝縄を付け、横に長くのばしていきながら設置して漁獲する漁法。いずれも他の漁業に比べて一度に獲れる魚の量は少ないが、魚にあまり負担をかけず漁獲することができて魚体の傷みが少ないのが特徴である。



イカ釣漁業

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操業期間 周年(県外の沖合いで操業する場合、期間が定められている。)
獲れる魚 スルメイカケンサキイカほか


 夜間にイカの光に集まる習性(走光性)を利用して、集魚灯を灯し、疑似針を上下に動かしながら近寄って来るイカを釣る漁法。10トン未満では1名、19トン型には2〜3名が乗り組んで操業し、特に19トン型は北海道から長崎県までをイカの回遊に合わせて移動しながら操業する。



しいらつけ漁業

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操業期間 6月1日から10月31日まで
獲れる魚 シイラヒラマサほか


 まき網漁業の1種で、シイラなどの回遊魚が海上の浮遊物に集まる習性を利用した漁法で、「漬け」と呼ばれる竹で作った筏を浮遊物として浮かべ、その漬けに集まるシイラなどの回遊魚を網で囲んで漁獲する漁法。10トン前後の漁船に5、6人が乗って操業する。



採介藻漁業

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操業期間 周年であるが、魚種によって禁漁期がある。サザエは(5/1〜6/30)、アワビ(10/1〜11/30)
獲れる魚 サザエアワビワカメほか


 採介藻漁業の中には、カナギ漁、潜り漁、サザエ網漁と呼ばれる漁法がある。カナギ漁は船から箱メガネで海中の対象物を探して長い柄のついたヤスなどの漁具で刺したり挟んだりして獲る漁法(写真)で、潜り漁は素潜りにより漁獲する漁法、サザエ網漁は海底岩礁付近に網を敷くように設置して漁獲する漁法。



養殖漁業

 特定の海面において、生け簀でブリやタイなどの稚魚に餌を与えて成長させる魚類養殖をはじめ、胞子のついた種糸を巻いたロープを海面につけ込んで行うワカメ養殖、ロープに稚貝を入れたかごを吊して行う貝類養殖などが主に行われている。中でもイワガキ養殖は、全国で最初に隠岐島(西ノ島町)で成功した養殖業で、ホタテ貝の貝殻に付着させた人工授精による稚貝をロープに吊して海に浸け、3年で300グラム程度まで成長する。



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